ずっとやりたかったけど、出来なかったブレーキキャリパー換装、今回やっと実現しました。
テールLED化などと同様に、くどいようですが、
ブレーキは最重要保守部品ですので、
これを見てご自分で実行し、失敗ましてや事故って損害を被っても、
当方では一切その責任を負いません ので、
承知の上でやってください。自己責任ってやつです。
自分は某オークションで、YAMAHAの“真の”フラッグシップモデル、
YZF-R1に使われている

製のモノブロックキャリパー(MOS)と、
同モデル純正の右フロントディスクを手に入れました。
モノブロックとは、そのまんまですが、一つの塊で出来ているキャリパーです。
大抵の対向4ポッドは2ピースでボルトによってあわせられています(brenboでもモノブロックはありますがめっちゃ高いです)。
ちなみにMOS
とは『Motorcycle caliper
Of Sumitomo』の略です。
純正で住友製を使用しているのは現在YAMAHAのみだと思います。
また現在R1で使われているMOSはピストン部が山吹色でピストンがアルミで出来ています。
但し、’04モデルからはキャリパーのマウント方法がラジアルマウントに変更になった為、キャリパー単体では付きません。
その他BAGOOブランドでV-MAX用が出ていますが、こちらはピストン部が紫です。
その他では輸出モデルの殆どに、国内ではXJRが純正採用しています。
分かりにくいけどロードスター系もなにげにMOSです(メッキ加工されてたりする)。
でもやっぱり自分の車体にはブルーで決まりですね。

前のページでも述べていますがR1に付いていた物です。DS純正と比べ若干軽い気がします。
またホースの取り付け部が上ではなく横になっています。まあ気にするほどのことでは無いですが。
なぜこれを選んだかと言うと、純正は片側2ポッドと非力であり、比較的簡単にロックしてしまうという状態だったからです。
もちろんさまざまなパッドに変えましたが。ガツンと一発目で効くようなパッドには出会えませんでした。
そこで色々調べた所、ヤマハの最近のモデル(原付等小排気量除く)ではフロントキャリパーの取り付けピッチは100mmである事。
DSも例外なく100mmである事から、普段からオークションでチェックしていました。
最初はXJRに採用されていた(現行モデルはMOS採用です)ブレンボ(ヤマンボ)でも良いかと思いましたが、
某氏が既にやっているので真似みたいでイヤだったのでこれにしました。
ラッキーな事に左右セットではなく片方ずつの出品だったので安く手に入れられました。
但し、取り付けに際して1つ大きな問題が発生します。
DSはスポークホイールなので基本的には対向4ポッドだと内側がスポークに当たって走れたもんじゃありません。
そこで内側を削る事にしました。
鉄やすりでも簡単に削れますが自分は大まかにサンダーで削ってから、取り付け、干渉の有無→当たるようなら鉄やすりで徐々に削っていきました。
下手に削りすぎるとピストンが露出してキャリパーが台無しになってしまいますからね。
自分の場合、直線では干渉して無くても左折時に微妙にカツカツいってたので結構苦労しました。
左右折時はスポークが若干変形するようですね。もうちょっと思いっきりやっても良かったかもしれません。
車体への取り付け
さあ下準備が出来たら車体に取り付けます。
自分はブレーキホースは新品のステンメッシュを用意していたのですが、
あることがあり純正のホースを使う事になってしまいました。
純正を使うにしろ、換えるにしろ、ワッシャーは必ず新品を用意してください。再利用は厳禁 です。
フルード補充及びエア抜きですが、そんなもんネットで検索すればいくらでも見つかるので載せません。
(ホントはメンドクサイ)

んで取り付けた感じがコレ。車体の色とマッチしていてイイですね~。
でもどこか間抜けだ。そうだ!!ディスクもR1のやつにしてしまえ!!!

こちらもYZF-R1に使われているフロントディスクです。
直径は298mm、PCD(対角のボルト間の距離)150mm、オフセットは無しです。
この他にもV-MAX後期型(1993年型以降)、DRAGSTARの兄貴分であるRoadStarとも数値は同じです。
純正との違いは(完全ではないけど)フローティングであることくらいでしょうか?流石にベンチレーテッドでは無いようです。
要は見た目だけなんだから細かい事は気にしない
車体への取り付けですが、当然ホイールを外さないと出来ないので外します。
が、今回はディスクの交換なのでやる事があります。
ホイールを外してからディスクを留めているボルトを緩めのは難しいと思うので、6ヶ所のボルトを緩めます。
完全に外さないで良いです。手で回せるくらいに留めておきましょう。
それが終わればホイールを外します。
フロントホイールの外し方
1.ジャッキアップの前にアスクルシャフトを止めているヘックスボルト(6mm)を緩めます。
ここもディスクを留めているボルトと同様緩める程度で良いです。
他にはキャリパーとメーターケーブルのあるモデルは外しておく。

2.フロントをジャックアップします。この時、ホイールを完全に浮かせてはダメです。
理由は完全に浮かすとアスクルにタイヤの重さが掛かってしまい上手く抜けないためです。
僅かにタイヤが地面に付いている位で良いです。
3.浮かせたらアスクルシャフトを緩めます。ここのボルトサイズは19mmです。
ある程度緩めれば手で抜けると思いますが、きつい場合は反対側からマイナスドライバーかなんかで叩けば抜けると思います。
この時アナログメーター車の場合、ギアユニットがホイールから抜けますが内部が汚れなければ問題ありません。
ケーブルを抜いておくのもその為です。まー抜かなくてもさほど問題ないけどね。

(上でキャリパー外しておくとか書いておきながら自分がやってない。忘れずにね。)
4.
外すとこんなカンジ。相変わらずキャリパーはついてるけどね。
フェンダーはあえてつけたままです。理由は後で述べます。
ホイールを外したらあとは簡単です。先ほど緩めたディスクのボルトを外して新しいディスクをつけます。
この時点では完全にはボルトを締められないと思うので、仮締めで良いです。
そうそう、必ずブレーキ関係のボルトにはネジロックを塗って下さい。そのままだと振動で緩んできます。
中強度か高強度のやつにしましょう。

5.ディスクを取り付けたら、ホイールを元に戻すのですが、ここで少々厄介な事があります。
フェンダーを付けておかないとフォークのインナーチューブが回転してしまいアスクルが入りません。
上でフェンダーをつけたままだったのはその為です。ホントはめんどくさかったとか言う噂も…
あとギアユニットがあるモデルは左フォークにユニットを引っ掛ける凸があるので合わせておきましょう。
あ、もちろんできるところはグリスアップしておきましょう。できればモリブデンが良いかな?
6.ホイールを元に戻したらディスクのボルトをきちんと締めて、外した部品等も戻して終了です。
キャリパーに関しては、できれば新品のパッドにして下さい。
旧ディスクで問題があった場合、片減りなどがあるとディスクを新しくしても引きずりなどがおきる場合があるからです。
取り付けが終わったら十分にテストして200kmくらい走行したら増し締めを忘れずに。
インプレ
ほぼ同時にキャリパーと交換したため単体での評価はし難いが、
インナーとアウターに分かれているため放熱はし易く、フルードへの影響も少ないと思われる。
純正ディスクだとちょっとしか走っていないのに相当温度が上がっていたので、4ポッド向けではなかったのでないだろうか?
性能は純正なのでさほど高くないと思うが、キャリパーとの相性はバッチグー(死語)である。



